September 20, 2023 at 07:16PM

I made this account to share “Sashiko Stories” that are not introduced in English well. So, I write in more contexts in English than in Japanese. However, it doesn’t mean that I have less words for/in Japanese to share. The comments here from Japanese stitchers (or in Japanese) are so precious to me as it “balances” what I say & what I do. As I am only one who write posts here in English, yet I do not want to share only my personal stories – or worse, a type of propaganda. I can be confident in “sharing/teaching” Sashiko as I have quite many Japanese People who want to learn Sashiko from me. After they learn Sashiko, they provide me with their own Sashiko Stories with their own experience. I ask them to notify me if I start saying something “strange”. I am not alone in this. I am compiling “Sashiko Stories” by alive, on-going, Japanese Sashiko Artisans. It is going from a Sashiko Story to a series of Sashiko Stories. (Photo by student)





日本で皆様から頂くコメントは、自分の立ち位置と伝えたいことの本質を推敲できる、とても有難い機会です。毎回勉強になります。なぜ「不揃い(の針目)を喜べ(Embrace Imperfectionin Sashiko)」が嫌なのか、数年論理を求めていたのですが、昨日やっと理由がわかった気がします。なので、この投稿は少し長くなります(笑)

英語での刺し子の投稿を見ていると、「不揃いの針目だけど喜んでいる」という言葉を頻繁にみます。日本語での刺し子の投稿はあまり見ていないのですが、もしかしたら「不揃いの(今の私の)針目を愛でる」というような書き方をしている日本語の投稿も多々あるのかもしれません。刺し子の先生&諸先輩方とは少し思いが違うかもしれませんが、私は個人的には「針目は揃ってなくて良いんじゃねーの?個性じゃね?」と思っています。だから、上記の英語での「不揃いを喜べ」が嫌な自分と矛盾するのです。針目はその人の姿を反映するものでもある為、ご自身の針目を好きになるのはとても大切です。(針目を揃えたいのであれば)練習も努力もして欲しいですが、針目が揃わないからと言って刺し子が嫌になってしまうのは本末転倒です。だから、刺し子を楽しんでいる方々が不揃いを愛でることそのものは、全く嫌じゃないし、むしろ昔の自分を思い出すようで嬉しかったりします。では、何が嫌なのか。

それは教える側が「不揃いを喜べ」と教えていることです。「揃ってなくて良いよ」ならまだ分かる。教える側も未熟な期間はあるから。でも、今の流行は「不揃いをEmbraceして」なのです。(ここでEmbraceは「愛情を持って抱き締める」という動詞だとご理解下さい)。この流行の根本に不明な点があったのですが、漸く合点がいきました。この場合の「不揃い」が、日本でいう「侘び寂び」の美しさと強引に結び付けられてしまっているのです。侘び寂びにおける不完全の美は存在します。日本人なら当たり前に分かるのですが、「侘び寂び→諸行無常→不完全の美→(一足飛びで)針目は揃わなくていい」は、変です。技術的に未熟なことと不完全の美を同義で語ることも変ですが、もっとヤバいのは、その「不揃いの針目が不完全の美となる針仕事」こそが刺し子だというような伝え方になっている点です。針目が揃っていることが暗黙の誇りだった職人さんや、家庭の中で針を持つことを楽しみにしていた人達の喜び、んでもってここまで刺し子を復興させ守り続けてきた諸先輩方の功績まで根こそぎ踏み躙ってしまう文化の伝え方だと、漸く、気がついたのです。言葉の一人歩きの弊害です。

続きは配信で。英語での投稿が長い為、90%以上の方が日本語圏外からのフォロワーさんです。ただ、やっぱり刺し子の本質は日本にあり、日本の方からのコメントは教えられることが沢山です。是非、今後も沢山コメント頂けると嬉しいです!

#Sashiko #刺し子 #日本人の刺し子


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