February 03, 2024 at 10:02AM

I roughly define Sashiko as the “Stitchery in the Japanese Ordinary by the Ordinary Japanese”. Many define Sashiko with specific patterns, technique, or design – but they are just part of what Sashiko really is. As the result of focusing on too much Western Value, the Sashiko introduced in English is simplified, and more romanticized. To stop it, I will share Sashiko Stories. When it comes to Culture with Stories, there is no such a thing as “Just Because”. We always have a reason behind it – and it is the teachers’ responsibility to share the wisdom & knowledge.

Feb.3rd is a Day called “Setsubun” in Japan. It is a day with the ritual of spreading soy-beans saying specific phrases (What they do differ based on a Location). Why spread beans? Why beans? Why Feb.3rd? Behind the ritual, we have stories. No answer for these stories as it “can” differ region by region, or even family by family.

The violence of simplification is to eliminate these “Stories” by ignoring & saying “Just Because”. There are so many “non-written” & “invisible” stories – and it is my mission to keep sharing them somehow in written & visible format.





日本国外にも季節という概念は存在し、私が住むアメリカのペンシルバニア州にも春夏秋冬は訪れます。今のこの家に住んでいるのも、家の前の桜が春の訪れを日本的な感覚と共に告げてくれる気がするのが大きい理由の一つだったりします。州によっては常夏というか季節が存在しない場所もあって時に寒くならないのは羨ましいなぁと思ったりするのですが、私個人としては、この「四季」に対する日本的な向き合い方が好きだったりします。

2月3日は節分として豆まきの日の思い出が強いですが、節分は読んで字の如く「季節を分ける」日です。具体的には季節の始まりの日の前日、春であれば立春の日の前日のようで。「季節の変わり目は邪が出やすい(体調を崩しやすい?)から豆を撒いて追い払おう」という物語と共に、目に見えない四季への智慧を伝え残していくという素敵な考え方だなぁと。

数百年、もしくは数千年前から日常に溶け込んでいる物語が日本には沢山存在します。なぜその日に豆を撒くのか。あるいは魚の頭を玄関に飾るのか。そこには物語が存在し、またその「物語が存在するから大切なことなんだ」という暗黙の了解も存在します。この「存在するけれど見えないもの」が文化を形成している中で、今の刺し子では「目に見えるものだけ」を取り上げられているのが残念で仕方ありません。「デザイン」も「技術」も刺し子の大切な要素の一つではありますが、本質ではありません。厳しくもある四季の中で生き抜いてきた人々の祈りであり、また生き様が目に見えない所に存在します。極論ですが、祈りがない刺し子は刺し子じゃないとすら思ってしまう程に。

伝えたいことは決まっているのです。あとは「どう伝えるか」という手段を改良し研究すること。近道は日本にきて日本に住む人と会って一緒に時間を過ごしてもらうことなのですが、大きな流れに対抗できるだけの手段ではないので、なんとか発信し続けていけたらと思うのです。節分の日に豆撒きをする理由が「なんとなく」としか答えられない人ばかりなんていう世界線は見たくない。

#Sashiko #刺し子


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