I still enjoy this “patching” on Denim. I appreciate many support for the previous post. I will maximize my opportunities & potential – and I will do my best. At the same time, I will still secure the time of stitching. I believe I will lose the credential when I stop stitching. My teaching, Sashiko Stories, and Cultural Sustainability by offering Japanese Sashiko Supplies & Tools are so valid as I am an active Sashiko Artisan. Therefore, I sometimes wonder if they are actually stitching while teaching. I don’t stitch for the sake of money to achieve another goal I have. Money will help me to keep stitching & hopefully help other Artisans to be the future of Sashiko.
☆
I share the “Past”. You are observing my stitching as “Present” – & I hope those who appreciate the Past & Present will be the main part of the “Future”.
☆
–
–
–
☆
普段から文字にしている「刺し子でご飯を食べていくことは難しい」という言葉。昨日は、「(刺し子で一家の)大黒柱になることは不可能」と強い表現を使ってしまいました。今後、刺し子で生計を立てようと希望を抱く人に不安を与える形になってしまっていたかもしれません。配慮が足らず、申し訳ありませんでした。訂正と加筆です。
☆
何事にも「絶対的な不可能」はあり得ないので、あくまで私の一意見とご理解下さい。決して必要以上に不安を撒き散らしたい訳ではないのです。ただ、刺し子と共に生きてきた人間の、一つの結論だとご理解頂けたら幸いです。そして、一番大切なのですが、その結論まで辿り着く葛藤も知って欲しいので、配信をご覧下さい。これまでも話してきたし、希望があればその話を繰り返すことも可能ですので。
☆
「刺し子と共に」という立ち位置、つまりは刺し子(という技術と概念)を使って生計を立てるのは可能だと思います。実際に刺し子を取り入れているブランドもありますし。材料を販売したり、刺し子を教える方に舵を切ったり、はたまた出版やデザインの販売等に手を広げたり…と、お金を稼ぐ方法は多々あります。ただ、どんな道を選んでも、「針を持つ時間」は短くなります。「刺し子で大黒柱になることは不可能」という言葉は、この「針を持つ時間だけで一家を支えることができるようになるか」という命題への答えです。この命題は既に矛盾を抱えていて、抑論で刺し子は大黒柱を支える立ち位置だったので、昔から可能&不可能の土俵にすら立ってなかったんだろうと思います。刺し子が日本各地で再復興した1960年代後半に、「刺し子で生計を立てる」モデルが作られました。中には刺し子をするだけで生計を立てていらっしゃった方もいるんだろうと思います。私が難しいと言葉にするのは、この「刺し子だけで生計を立てること」です。刺し子をアートとして昇華させれば可能だろうとは思うのですが、同時にそれは刺し子の本質から離れてしまうことにもなるので、結論「難しい」んだろうと思います。
☆
その上で、私の仕事は、「自分の仕事でご飯が食べられるようになる」ように刺し子そのものの価値を上げていくことだろうと思っています。無理やりに刺し子の形を変えないように、できるだけ本質を残した形で、労働に対する対価の結果論として自分一人は養える…そんな場所を目標にしています。
☆
繰り返しになりますが、「刺し子を使って」何か新しい分野を作り出すのであれば、上記の「不可能」は当て嵌まりません。日本国内で刺し子の未来を作ろうとする人々がいらっしゃるのはとても嬉しいことです。しっかり過去を学び、現在を正しく認識、そして未来を創る。そこには不可能という文字はないんだろうと思います。私は刺し子でいう「過去」なのです。私にとっての刺し子の「現在」は今ご縁を頂いている方々です。「未来」は…正直分かりません。ただ、その未来はしっかりと過去と現在を踏まえたものになって欲しいなと思うから、様々な角度から言葉を残していけたらと思うのです。
☆
#Sashiko #刺し子
via IFTTT